おクスリの紹介(気分安定薬・抗てんかん薬etc)

・精神賦活剤

 リタリン錠「チバ」10mg(塩酸メチルフェニデート)

精神刺激剤、中枢神経興奮剤。
脳の神経に興奮的に作用し、精神活動を活発にします。他の抗鬱剤が効きにくい鬱病や睡眠発作(ナルコレプシー)などの治療に用います。また、注意欠陥他動性障害(ADHD)に応用されることがあります。
ナルコレプシーには、通常1日20〜60mgを1〜2回に分けて服用。難治性うつ病、蔓延性うつ病には通常1日20〜30mgを2〜3回に分けて服用する。
夕刻以後の服用は原則として避けてください。夜に服用すると、眠れなくなってしまいます。
副作用:口渇、食欲不振、便秘、不眠、頭痛、神経過敏、動悸、血圧変動、興奮、幻覚、妄想、発汗、ふるえ、長期連用で効き目が悪くなる。
*私は、どうやら飲むと躁気味になるらしい。テンションが上がってやや攻撃的!?(^^;) その代わり、切れた後がめちゃめちゃだるくてツライ。

*今は、1日半錠にしているので、テンションが上がりすぎることも、切れ目のツラさを感じることもないです。育児のためには必需品。イヤがる主治医に粘って処方してもらいました。

・抗パーキンソン薬

 アキネトン錠1mg(ビペリデン)
  
その他のゾロ薬:タスモリン、ビカモール

抗精神病薬の副作用で起こる、パーキンソン症状を改善するおクスリ。手の震え、筋肉のこわばり、運動失調などの症状をやわらげます。脳内のアセチルコリンの働きを抑えて、パーキンソン症状を治します。抗コリン薬で、せん妄状態や幻覚妄想状態を起こすことがあるので、注意が必要です。
1日2回2mgから開始し、1日3〜6mgまで。
副作用:吐き気、食欲不振、便秘、口渇、かすみ目、幻覚、妄想
*1日1回1mgしか処方されてません(涙)これでホントに副作用が収まるんでしょうか!?手ぇ震えるんだよね〜、もうちょっと飲んだほうがいいんじゃないかぁ?
*ルーランでアカシジアが出たので、毎食後飲むようになりました。たくさん余ってるので、眠前のリスパのアカシジア対策にも飲んでるが・・・。
*タスモリンを処方されました。でも、セロクエルじゃあまり副作用は出ないんじゃ??不眠の原因にもなるらしいので、夜は飲まないようにしてます(←勝手に(^^;))
 アーテン錠2mg(塩酸トリヘキシフェニジル)
  
その他のゾロ薬:ピラミスチン、トレミン、パキソナール、塩酸トリヘキシフェニジル、ストブラン、セドリーナ、トリフェジノン、トリヘキシン、パーキネス

抗パーキンソン剤、抗コリン薬、パーキンソン症候群治療薬。
手のふるえや筋肉のこわばりを改善します。抗精神病薬の副作用によるパーキンソン症状を抑えるのにも使用します。抗コリン薬であるので、せん妄状態や幻覚妄想状態を起こすことがあるので注意が必要です。
1日、2〜10mgを3〜4回に分けて服用。
副作用:吐き気、口渇、便秘、尿が出にくい、かすみ目など。稀に興奮、朦朧状態、幻覚などの精神症状が出現することがあります。

・抗てんかん薬

 ランドセン錠0.5mg(画像上) (クロナゼパム)
 
リボトリール錠0.5mg(画像下)(クロナゼパム)

ベンゾジアゼピン系抗てんかん剤。
てんかん発作を予防するお薬です。そのほか、体のふるえやパニック障害などの治療に応用されることがあります。
脳の神経をしずめて、てんかん発作を起こりにくい状態にします。顔や手足がぴくつくミオクロニー発作にとくに有効です。医師の判断で、体の不随意運動、パニック障害、躁うつ病など、いろいろな精神・神経系の不調に応用されることがあります。
初回量として、1日0.5〜1mgを1〜3に分けて服用。通常、1日2〜6mgを1〜3回に分けて服用。
副作用:眠気、ふらつき、脱力感など。飲み初めに多く、、続けているうちに軽くなることもあります。

・気分安定薬(抗躁剤)

 リーマス錠200mg(画像上) (炭酸リチウム)
 
炭酸リチウム錠200mg(画像下) (炭酸リチウム)
  
その他のゾロ薬:リチオマール

抗躁薬、躁病、躁状態治療剤。
気分の浮き沈みをおさえるお薬です。気分の波をおさえ、躁状態になるのを防ぎます。効いてくるまでに1〜2週間かかりますが、有効率は高く、70〜80%の人に効果があります。
気分安定薬は、いろいろな精神症状に応用されます。例えば、重いうつ症状をともなう「月経前不快気分障害」、一般的な抗うつ薬が効かないうつ病などにも応用されます。
通常、1日400〜600mgより開始し、1日2〜3回に分けて服用。以後3日ないし1週間ごとに、1日1200mgまで漸増する。維持量は、1日200〜800mgを1〜3回に分けて服用。
副作用:リチウム中毒(初期症状として、手の振るえ、吐き気、めまい、言葉のもつれ、下痢など)