ぺんちゃん日記
<前の日記(2008/03/14) 次の日記(2008/03/16)> 最新

2008/03/15

[雑感]!ニュースサイトの独自性と可能性

ニュースサイトDONTAKTと僕

DONTAKTというニュースサイトがあります。比較的マイナーなブログエントリを中心に紹介するというコンセプトで、僕の駄文も時々お世話になってます。ありがとうございます。以前、DONTAKTの編集後記でニュースサイトの独自性について触れていまして、すぐに僕も考えてみたのですが出た結果が気に入らなくて削除してしまいました。しかし、いくつかきっかけがあって新しい発想がわいたのでDONTAKTを肴に(つまり好き放題な放言で)1エントリ書いてみます。

DONTAKTはマイナーなブログを中心に掲載していくという挑戦的なニュースサイトです。すでにたくさんの愛好者が付いているようですが僕も密かに応援しています。なぜならDONTAKTがメジャーになればこの日記にも人が流れてくるからです(ぉぃ)。

僕が注目したいのは1年後とか2年後の姿です。おそらくその頃には(いや、もっと早くかも)DONTAKTのおかげでじゅうぶんな読者を確保できるようになったブログが出てくると思います。そのとき、はたしてそれはマイナーと呼べるのでしょうか?おそらくメジャーだと言われるしでしょう。ひょっとすると大半のソースがメジャーになっちゃうかもしれません。そのときDONTAKTはメジャーになったブログを巡回先から外して、新たにソースを確保する必要が出てきます。これはマイナーブログという縛りを入れてるサイトの宿命といえるでしょう。しかし、この宿命はむしろ喜ばしいこと・誇らしいことと受け入れなければいけません。マイナーをメジャーに押し上げる手伝いができたのですから。言うなれば卒業です。

そこで僕が思うのは、メジャーブログの定義を「DONTAKTに一定回数掲載されたブログとする」と楽しいんじゃないかということです。例えば100回採用されればそれは十分な力を持ったサイトであるとDONTAKTが認定するのです。DONTAKTがじゅうぶんに権威を持ったニュースサイトへと成長できたなら、その卒業生も十分にその権威にあやかれるのではないかと思うのです。場合によっては100回も採用されたにもかかわらず泣かず飛ばずなブログもあるかもしれませんが、DONTAKTとしてはできる限りのことはしたと思っていいでしょう。ということで、僕としてはDONTAKTの成長を願うと共に、この日記が一日でも速くDONTAKTの巡回対象から外されて、それでも独りでやっていけるようになることを願うのです。

ニュースサイトの独自性と僕の第一印象

僕はあまりニュースサイトは利用してません。だから何の知識もありません。そんな僕がニュースサイトに対して感じた第一印象は「ニュースサイトの役割は目利き」だなというところです。

つまるところ、値が上がりそうなものを安く買って高くなったら売る仲買人のようなもので、値の差額が利益とみなされて存在価値が可視化されるわけです。それをニュースサイトに置き換えるとアクセス数やブクマ数なんかの数字になります。つまり、ブクマが伸びそうなネタを拾ってこれるのが腕のよいニュースサイターということです。ところがネットはコピー(リンク)自由なので「買う」ことはあっても「売る」ことなんてありません。そうなれば誰もが当たりそうなエントリを買うので「商売」になりません。儲けせてくれる良質なエントリを連発できるブロガーを誰もが狙うようになりますから、独自性が失われるのは当然の話です。

そこで独自性を保つにはコピーの回数を制限するしかない、なんて前時代に逆戻りするようなオチになったり、いやいや、アクセスなりブクマなりで差が出るならそれを換金できるんじゃないか、そうなれば金がないのに金を産んだりできるんじゃないか、欲望のおもむくままブクマを続けるブクマ職人がブクマでメシが食えるようになるんじゃないか、誰かネット上の通貨作んないかな?グーグルヤッホー!イエーイ!などとおかしな方向で結論がでちゃったワケで、その第一印象があまりに恥ずかしいものだったので長文書いたのに削除したのでした。

#ちなみに後者の妄想は結構ガチで期待していて最近もこれを読んで興奮しまくって、それが今これを書くことができたモチベーションにもつながってます。

仲買人・広告代理店

さて、僕の妄想第一段階はここで終わってしまったのですがこれを読んで感じるものがありました。さすが真剣にニュースサイトを運営してきた人の言葉には含蓄がありますね。特に気になったところを引用してみます。

ニュースサイトには、クリックをしたくなるようなコメントを書いたり、タイトルをキャッチーなものに変えたり、紹介する位置を変えることで、リンク先を大きくするテクニックは存在する

[304 Not Modified: マイナーブログの記事を集めたらメジャーブログになれるのかより引用]

つまり平凡なエントリには付加価値をつけて紹介しようということです。これは仲買人というよりは広告代理店に近いものがあります。このスタイルは悪いほうに転んだ場合「面白そうだと期待してクリックしたのに騙された。もうまなめはうすはクリックしない!」などと自サイトの評価を下げてしまうリスクを含んでいます。こういうリスクを背負ってまで紹介したいという意欲は本当に発掘が好きな人でなければできないことなので素直にすごいと思います。

厳しいかもしれない現実と未来

ちょっと話が反れるのですがインターネットの便利さというのは膨大な情報があるにもかかわらず僅かな操作で自分の欲しい情報を絞り込むことができることです。それはインターネットを便利なものに作り上げるためにギークたちが夢中でそういう風に世界を作り上げているんだから当然のことです。検索エンジンやSBM、Yahoo pipes、あるいはPlaggerなどさまざまなフィルタリングやリコメンドツールが用意されています。同じ性質のものを選り分けるのはどちらかというとコンピュータの得意分野なわけです。そしてこの分野はエンジニアたちの注目を浴びていて日々進歩しています。実のところ僕もそういう便利ツールを開発する一人です。僕は世の中を便利にするためという名目でコツコツプログラミングを進め、ニュースサイトの住処を潰すべく努力を重ねています。僕の努力がどの程度影響を及ぼすかは別として、個人の好みに高精度にアジャストされたサービスが開発されて、24時間365日文句も言わず働き続けるとしたら人間に勝ち目はあるのでしょうか?

僕はあると思います。付加価値はコンピュータに理解できない人間だけのものだからです。もちろん付加価値をつけることができなかったサイトは次々と淘汰されていくでしょう。しかし、付加価値をつけることに成功したサイトはずっと生き延びていけるでしょう。むしろネットが便利になればなるほど価値が高まると思います。

仲買人から仲介人へ

最後に僕が考える付加価値を書いておきます。もっとも、僕は門外漢なので非現実的かもしれませんが。

先ほども書きましたが、同じ性質のものを選り分けるのはどちらかというとコンピュータの得意分野です。しかし、性質の違うものを組み合わせるのはとても苦手です。ですからネットに深くコミットしている人ほど情報や人間関係が蛸壺化していきます。これからもこの傾向は高まっていくでしょう。そして、特定分野には強いけど他はサッパリという人がたくさんでてくると、僕は予想しています。この辺は縦×横と横×縦というエントリでも少し触れているのですが、そういう人が視野を広くしたり活躍するには他分野の人との接点が必要です。例えば、「一見関連はなさそうなんだけどよく読むと水面下で地続きになっている」とか、「まったく趣味が違うんだけど尊敬するべき新たな発見がある」とか、そういう今以上に好奇心を刺激してくれる場が必要になるんじゃないかな、あるいはあったらいいな、と思います。そして、これは絶対に人間にしかできないことだなと思うのです。

ここまでいっちゃうとニュースサイトじゃないですね。でも、リンク一つで価値観の違う人たちをつなげられるとしたら、それこそ神の手ですよね。そういうサイトが誕生してくれると僕が嬉しいです。

Last Update: 2008-03-16 20:13:56
本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
紫島真 (2008/03/16 17:24)

こんにちは、DONTAKT管理人です

ソースがメジャーになってしまえばDONTAKTの独自性が失われてしまうとは前々から考えていましたが、ブログを卒業させるとは考え付きませんでした。

この方法ならDONTAKTの独自性を維持することができそうです。多少形は変わるかもしれませんが、そのうちDONTAKTで導入したいと思います。非常に参考になりました^^

これからもDONTAKTをよろしくお願いします^^

yas (2008/03/16 20:13)

こんにちは。
いい部分だけ採用して悪いところは捨ててください。全部捨ててもOKです。
こちらこそよろしくお願いします。


編集